文学座有志による自主企画公演『背中から40分』

場末のホテルの最上階の客室。
待ち続ける男と、マッサージ師の女。
それぞれの40分。それぞれの人生。
(公演チラシより)
作  畑澤聖梧 / 演出 中野志朗
出演 外山誠二・金沢映子・八十川真由野・佐藤麻衣子
サイスタジオコモネAスタジオで上演(7月8日鑑賞)。

八十川さんは『チャングムの誓い』でヨンセンの吹き替えを担当している方です。
この日は午前に『ふたつの恋と砂時計』(パク・ウネ出演)を観たので、なにげにヨンセンデーでした(笑)。

母の知り合いが公演に携わっているということが理由の観劇だったので、観る前は「どんなもんだろう…」とかなり不安でした。
作家に対する予備知識のなさもその一因(以前弘前劇場で書いていたり、高校演劇界で活躍されていたりする方だということはネットで調べてわかりましたが)。
ですが、思いがけずヒットな作品でした。観てよかった!

一幕一場の芝居。
話の大半は客の男(外山誠二)とマッサージ師(八十川真由野)のマッサージを通しての会話で構成されています。
二人芝居で語り(会話)が中心のものって、退屈しやすいのですが、今回はそれがありませんでした。
客の男とマッサージ師の背負っているものの提示方法や外界とのつながりのみせ方、台詞のうまさ等、戯曲の力とリアルな役者さんの演技に引きこまれたからだと思います。

ぬくもりと対話。
つい数十分前にであったばかりの他人同士に通い合う感情。
追いつめられた二人だからこそ、相手を「癒したい」という思いがこちらに響いてきます。
「癒しあう」という言葉からは、どこか甘さを感じますが、癒しあうというのは切実なものなのだと感じました。

この作品、作者自身の手で、9月26日~10月4日に駒場アゴラ劇場で上演されるようです(渡辺源四郎商店)。
観にいこうかなと検討中です。
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by yagikuro-3 | 2006-07-10 22:58 | 舞台
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