劇団M.O.P.『水平線ホテル』(紀伊國屋サザンシアター)
マキノノゾミさんの作品や、キムラ緑子さん・三上市朗さん・小市慢太郎さんの芝居はプロデュース公演等で観ていたのですが、M.O.P.の公演はずっと見逃し続け、今回やっと見ることができました。
第二次大戦中のイタリア、地中海の小さな孤島に立つ水平線ホテル。突如そこに現れたムッソリーニの親衛隊。なんでもスパイがこのホテルに滞在しているという――。 スパイ探し、さまざまな人間模様、緊張感をはらみつつストーリーが展開していきます。 クライマックスに気持ちのよいどんでん返しがあり、“ブラフもの”としてさわやかにエンドかな~と思ったら、最終場に更にどんでん返しが!! 原子爆弾の話題が出たとき、(これは伏線だな~)とチェックしておいたにも関わらず、途中のスリリングな展開に気をとられて、忘れてしまってました。 このエンディングがあったことで、ストーリーに深みが増したと思いますし、第二次戦争時下を題材にとった意義も感じました。 役者も芸達者な人が多く、濃い目でしゃれた演技が洋物の内容とよくマッチしてました。 〈キャスト〉 キムラ緑子、三上市朗、小市慢太郎、林英世、酒井高陽、木下政治、奥田達士、勝平ともこ、白木三保、岡村宏懇、友久航、塩湯真弓、永滝元太郎、竹山あけ美、塩釜明子、神農直隆/岡森諦(扉座)、倉田秀人、小池貴史(京芸)
by yagikuro-3
| 2005-07-28 23:14
| 舞台
|
お気楽人間ヤギの、舞台・映画・本(児童書)の感想(ネタバレあり)や日常雑記。 ※スパムTB防止のため、当面の間、送信元記事にこのブログへのリンクが存在しない場合はTBを受け付けません。ご了承ください。 by yagikuro-3
|
ファン申請 |
||